【鬱は自分で治せる?①】

鬱との向き合い方

鬱と診断された時「これだけ辛いんだもの。病気だよね」とすんなり受け入れられました。とはいっても「薬飲めば治るでしょ」と楽観的には思えず『頼れるものに頼りながら自分で治していくのだ』と心に決めました。長期戦になることも視野に入れて。

朝起きた時から夜寝るまで辛い気持ちと立っていられない程の倦怠感やめまいがありましたが、生活リズムだけは崩さないように毎朝同じ時間に必死で起き上がり、カーテンと窓を開けて朝日と新鮮な空気を取り込む、歯磨き洗顔、朝のトイレ、着替え、洗濯、朝ごはんを摂るようにしていました。どんなに辛くてもとにかく朝だけはルーティン化して起き上がるようにしました。朝のルーティンが終わったら、ソファーで横になりYouTubeを見て気持ちをそらして過ごしていました。おすすめは、旅のチャンネル、癒しのミュージック、鳥のさえずりです。YouTubeの良いところは気分が悪くなったら自由に停めたり消したり出来るところ。また、似たようなおすすめチャンネルを紹介してくれるところです。

身体の辛い症状と共に頭の中ではネガティブな考えや過去の嫌だった事柄が次々あふれて来ます。それに向き合っていると体も心も疲弊するので眠れるときは眠る。処方されている薬をうまく使いながら体と心を休ませることを第一にし『考えなければいけないことは少し回復してからで良い』と自分自身で切り替える努力が必要です。

医師の言いなりでいいの?

メンタルクリニックへ行くと薬が処方されると思います。抗うつ剤、抗不安薬、睡眠薬などです。心や体の辛さを訴えると対処としての薬や治療に必要なものを処方されることが多いでしょう。「この薬で楽になれる」と医師に言われた通りに飲んでいいものか、と私は立ち止まりました。あまり良い印象がないのと第六感?が働いたからです。とはいえ、不安感も強くじっとしていられない焦燥感も出ていたのでこれが落ち着くといいな、とは思っていました。医師に相談し、必要な時にだけ服用する頓服のような扱いで抗不安薬を服用することにしました。また体のベースを整えるために副作用のない漢方薬も処方してもらい、朝昼晩と服用していきました。この漢方が私には良く効いて、夜も昼寝もぐっすり眠れるようになりました。

薬は医師の診断と知識で処方されると思いますが、一般的なメンタルクリニックに関しては体の客観的データや科学的根拠に欠けた診断が行われています。それなのに身体に負担がかかる向精神薬を継続して服用することに私には抵抗感がありました。できれば、薬以外で鬱を改善する方法などを教えてくれる医師はいないかな、と漠然と感じていました。

鬱改善につながること

少し回復してくるとネットや本などで鬱に関する情報を調べたり、同じように苦しんでいる人はいないか探し始めました。特に鬱に関するブログは大いに参考になりました。同じ病気でも人によって症状が様々なことや考え方の違い、回復の違いを目の当たりにしました。「自分を知ることが改善につながるな」ということに気付きました。

私は『自分で鬱を治す』と心に決めていたので、自分で出来ることを中心に情報を集めました。

自律神経を整えること。睡眠は大事。そして食事で必要な栄養を摂ることが心と体の回復にとても大切であること。結局は基本的な生活習慣の見直しが必要です。

「鬱は心の風邪」と聞いたことがある方も多いと思います。心の風邪ならば、まず心にアプローチをかけたくなりますが心はとても複雑。自分自身で鬱を改善していくには、土台である身体を整えることが優先です。取り掛かりやすいですしね。

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